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発行が10年近く前だからやむを得ない。とはいえ、著者も出版社も改訂せず市場に出している責任がある。他のreviewrの指摘のとおり、「科学」の名を汚す計画的愚劣の書である。著者の勤務先のK社の「スキンケア理論」を売り込むため書かれた本である。たとえば公正な立場から優れた皮膚科学者によって書かれた中公新書「皮膚の科学」(田上八朗東北大学名誉教授)と比較されたい。めちゃくちゃなことが書いてあることがよくわかる。この書物の「理論」を信じると、肌が荒れます。金儲けに「科学」を標榜した悪辣な本である。皮膚の研究に携わる筆者は、何も知らずにこの本を買い、信じ、著者の勤務先の化粧品を買う読者に警告したい。これは犯罪である。出版社も責任がある。改訂を著者に依頼し、その内容を皮膚科学研究に携わる第三者に検証させ、しかるのちに「スキンケアの科学」なるタイトルを与え出版すべきである。 |
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著者は某大手化粧品会社の重役。さりげなく自社の製品宣伝をしている。こんな本に「科学」なんて言葉、使わないで欲しい。著者はその意味で科学者ではない。科学者なら自他社、学術系を俯瞰した上で「スキンケアの科学」を執筆する義務がある。 |
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この本が書かれた時期から、すでに皮膚科学はかなり進展している。大手化粧品メーカーの著者によるこの本の内容は、著者の勤務先の製品を宣伝するような内容になっている。特にセラミドのみが皮膚バリアー、肌の潤いに寄与している、という俗説は世界の皮膚科学ではとうに否定されている。化粧品の宣伝のためならともかく、一般向け学術書の体裁をもつ本であるなら、科学の進展に即して内容を訂正するべきである。
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